山野井泰史さん

登山家の山野井さんの記録を再放送で見た。(NHKスペシャル 夫婦で挑んだ白夜の大岩壁)
山野井さんはヒマラヤで両足の指と両手の指の多くを凍傷で切断している。
奥さんの妙子さんも、一緒に登って指を失っている。
その時の生還の物語も凄絶だが、今回の登山は、そのハンディを克服した復活劇だ。

頂上直下まで迫って、明日はアタックという日。問いに答えて山野井さんは言う。
「ギャチュンカンのことなんてどうでもいい。指がどうしたとかもどうだっていい。明日、どう登るか、それだけしか考えてない。」
その言い方の強さ、どう猛な目の輝きは、強く印象に残った。
日本山岳会で一度会ったことがある。内に秘めた闘志を感じさせつつも、おだやかな人だとおもった。
それがどうだろう。この集中力、未来志向、行動力、エネルギー、そして言葉や表情から吹き出る激しさ。

僕はここに、人生を生ききることの理想型を見て、なんどもうなずいてしまった。
「そうだよな、こうでなくちゃな、こうでなくっちゃ・・・。」
今の僕は山から遠い。
だけど、例え都会にいたとしても、日々の生活や仕事の中で、夢中になることや全うする事は、できるはずだ。
誰から言われたのでもなく、義務感でもなく、ただ目標に向かってひたすらな自分でいたい。

NHKの番組紹介サイト http://www.nhk.or.jp/special/onair/080107.html


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夢作りから実現までの流れ

夢作りから実現までの段階を並べてみます。夢が叶う課程を、自分の体験を例として時系列的に分けたら、8つになりました。

1, 夢を具体的な映像にイメージし、リアルに感じる。
2,メンタルとフィジカルのコンディションを整える。
3,24時間夢中でいることを自分に許す。知りたがり、やりたがる。
4,個人の夢と社会貢献との接点を見つけ、ミッションとして明確化して、アウトプットする。
5,常にミッションと共にいて人と接し、相手に貢献して「応援したいな」と思ってもらえる人になる。
6,一人でできないことを認め、頼る。チームを作る。共にビジョンを作り、期待(達成基準)と役割分担を明確にする。
7,やりたいことと必要なことを洗い出し、達成目標を具体化して優先順位を決め、作業手順と日程に落とし込む。
8,モチベーションやエネルギーを高める環境を作り、最後までやりきる。

ひとつのステップだけでも、本がいくつも書けるようなボリュームですが、最も難しく、重要なのは、最初の一歩を踏み出すことでしょう。

空に想いを

夢を想い描く時、視線は上がっていきます。夢見がちな人は、いつも目が宙を泳いでいます。妄想癖と笑われるかもしれませんが、未来に意識が向いているとき、視線が上に行くのは、アイアクセスと呼ばれる脳の正常な反射なのです。

願いが叶った状態をリアルにイメージできたら、現実と空想の区別のつかない脳は、その夢を叶えた人にふさわしい行動を、自然に取るようになっていきます。

自信がなくても、うまくいったところを想像し続けることで、うまくいく人の行動がとれるようになり、その行動に沿って結果が付いて来ます。そしてその結果が、自信を裏付ける根拠になり、成功のスパイラルに入って行けるのです。

さらにもし、夢を叶えるまでの道筋を、リアルに描けたとしたら、それはもう、立派なシミュレーションと言えるでしょう。

だから、たくさん空に絵を描こうと思うのです。できるかできないかではなく、当然そうなる未来として。