山野井泰史さん

登山家の山野井さんの記録を再放送で見た。(NHKスペシャル 夫婦で挑んだ白夜の大岩壁)
山野井さんはヒマラヤで両足の指と両手の指の多くを凍傷で切断している。
奥さんの妙子さんも、一緒に登って指を失っている。
その時の生還の物語も凄絶だが、今回の登山は、そのハンディを克服した復活劇だ。

頂上直下まで迫って、明日はアタックという日。問いに答えて山野井さんは言う。
「ギャチュンカンのことなんてどうでもいい。指がどうしたとかもどうだっていい。明日、どう登るか、それだけしか考えてない。」
その言い方の強さ、どう猛な目の輝きは、強く印象に残った。
日本山岳会で一度会ったことがある。内に秘めた闘志を感じさせつつも、おだやかな人だとおもった。
それがどうだろう。この集中力、未来志向、行動力、エネルギー、そして言葉や表情から吹き出る激しさ。

僕はここに、人生を生ききることの理想型を見て、なんどもうなずいてしまった。
「そうだよな、こうでなくちゃな、こうでなくっちゃ・・・。」
今の僕は山から遠い。
だけど、例え都会にいたとしても、日々の生活や仕事の中で、夢中になることや全うする事は、できるはずだ。
誰から言われたのでもなく、義務感でもなく、ただ目標に向かってひたすらな自分でいたい。

NHKの番組紹介サイト http://www.nhk.or.jp/special/onair/080107.html


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